曲げたい材料をセットし、希望のRの金型をセットし、あとはハンドルを回すだけ。材料は金型に沿って曲がって行きます。加工物のRを、ベンダーの金型に合わせて設計する方が楽ですが、もしどうしても必要なRがある場合は、一回り大きな金型を旋盤などで切削して製作して下さい。
 平板の曲げの場合、バイス部の高さである25mmが、最大加工可能限界となります。これも、丸金型などを使って曲げられます。写真の加工にはフォームマティックハンドルを使用しております。このハンドルは、内蔵されたスプリングにより加工物のスプリングバック(モドリ)をある程度抑制する事が出来ます。
 写真は精密加工キットと小径用ピンを併用し、針金のような材料に曲げ加工を施しているところです。また、バイス部はバリバイスを使用しております。精密な曲げを行う場合は、HB-20Sがお勧めです。
 サークルロープを使った曲げ加工では、曲げるたびに材料を送り込む必要があります。ハンドル部とバイス部で、材料の水平を保ちながら曲げて行って下さい。コツを掴めば簡単です。
 曲げ加工ごとに金型を変え、バイスし直して行けば、このような複雑加工も出来ます。但し複雑加工の場合、曲げの形状や位置によっては、加工が困難な場合もあります。ここからは、工夫次第です。材料のセットの仕方、曲げる順番、金型の使い方…ハンドベンダーは誰にでもすぐに使える、便利な道具ですが、熟練する事により、さらに多くの加工を可能にしてくれます。

ハンドベンダー 基本セットの能力 曲げ加工実例 豊富なオプション  価格表  
株式会社アルト 〒143-0024 東京都大田区中央6-27-4 e-mailは info@newalt.com